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2009年2月

2009.02.24

美しい動物

昔から、強くてロマンチックでエレガントな女の人に憧れる

去年のスコールの日に初めての街で出会ったその人は、一本の線がとてもまっ直ぐで 狂わない                       強烈に魅かれた 会った瞬間ノックアウトだ               あけっぴろげで、よく飲み、柔らかな目で とても美味しく肉を焼く   芯の強そうな眉毛と綺麗な足首

時間が空いて会っても、やっぱりその線は1ミリも狂わない わたしが男なら、きっとその手に抱かれたいと思うだろう  人を感動させようと思っているわけではなく、ただ淡々と、ひとつひとつの言葉をくっきりと発する ただ伝えること、それだけに集中する感じで      美しい動物なんだ

その人と同じ域に到達することは、まだ出来ない 生きてるうちに辿り着けるのかもわからない  ただ、そのしなやかで強い1本の線をなぞることは、できるかもしれない

いつも 自分の道を知り、ただ今を感じて、学び、味わう        そして色彩はあとからついてくる

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2009.02.23

きゃおッ な瞬間

マリアージュとはフランス語で結婚という意味だが  フレンチレストランやワインバーとかでは日常会話的に耳にする くるくるグラスを回しながらジャパニーズなおじさんたちがふつうに何回も言ったりしている マリアージュ  ワイン用語で、ワインと料理の組み合わせ(相性)のことをこう言う 神の雫なんて最低でも1話に1回は出てくるんじゃないだろうか

わたしは ワインの時にこの言葉の響きをちらりとどこからか聞くたびに、天使の置物とかバラの形の石鹸とかなんかそういうのがいっぱい置いてそうな変な趣味の家のイメージを勝手に想像してしまっていた 本来のフランス語の意味とはかけ離れて、なんとなく 少女趣味的言葉すぎて、使うの、恥ずかしい みたいな  そして聞くたんびに、勝手にきゃおッ てなっていた

で、食事の席が一緒になったマチューに聞いてみた 彼はファミリーで有名なワイナリーを経営しワインを造っているフランス人 彼のおうちのワインはとてもおいしい  「どうよ、このワインと料理は? マリアージュ?」

通じなかった    っていうか、  「そういう時にマリアージュなんて言わないよ、マリアージュって結婚って意味だぜ?それをワインと料理に使うのは変だし、だいたい使わないよ 言うとすれば? それはただのマッチングだよ、マッチング」 と 、全否定していた (口調はこんなじゃなかったかもだけど)      やっぱり!やっぱり!やっぱりこのマリアージュって言葉、フランス語のくせして、日本人が作った言葉だったんだ! きっと、ザ・ジャパニーズなおじさんが、ワインを愛しすぎてロマンティックすぎて、いい表現思いついたってうっとりしてしまって、それでついうっかり口に出してしまったんだ (妄想)

やっぱ比喩表現でも、いくらフランス語だからって、いくら響きにうっとりするからって、日本語にしたら恥ずかしいのは よくない と思う  まあ使うのはその人の勝手なんだからいいんだけど でも聞いてる方はきゃおッてなっている

ワイン用語としてかなり普及しているマリアージュ  ワインの教科書とかにも載ってそうだし、日本ではワイン用語として由緒正しい表現だったりするのだろうか...言い始めた人とか...知りたい

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イタくても イタくても

着物に興味がでてきたものの、母の手を借りなければ着ることができないし、仕事場に着ていくっていうのもちょっと、いや、だいぶ違う気がして、全く着る機会に恵まれず   着たい欲求ばかりにもんもんとする  

ので、意味も無くクローゼットの中に閉じこもったりしていると、    奥からぴかりと閃光を感じた  昔京都の骨董市で色と柄に魅かれて意味も無く買った、着物を短くカットしてリメイクした服        クローゼットの中で、”目は合うが軽く会釈して閉まう” を繰り返して1回も袖を通さずに多分5年くらいは経つそれ               というのが、着物をリメイクしたものとか和風デザインのものとかちりめんとかそういう和素材の小物とかってコーディネートを1歩間違うとかなりイタイ感じになる ”専門学生とかの、お金は無いけど人より強いこの個性をゴリ押ししたい!”って感じ風になったり、”浮世離れした不思議ちゃん系”の雰囲気をかもしだしてしまったりする なので、そうなるのを恐れて、袖を通さずにいた   でもこの度、洋服の藪の中から一筋の光を発しておられたので、5年ぶりに着てみた 着てみると案外そんなに自分では、ぶるっとした感じはしなくて、久しぶりに見ても色とか柄とかはやっぱり自分の好みだった 薄い水色にパステルの小さな花で埋め尽くされている小紋を短く切ったデザイン    普段は直感で着たいものを着たい風に着るって感じで、あんまりコーディネートを深く考えたりしない でも今回は5年越しの姫なので、結構コーディネートを考えたりするのが楽しくていろいろ組み合わせたりした  いろいろ試したりすると、着物のリメイク物ってインポートとの相性がいい エナメルとかスタッズとかハードな小物とかとも以外にしっくりきたりしてイイし、がちがちに色×色で固めても、本来が色コーディネートの着物なのでそれもまた可愛い

それで、小花柄だしあんまり甘すぎるのは苦手なので、カーディガンの感覚で、黒のパンツに、スタッズとラインストーンのスタイルに合わせた  腰帯代わりにデラクアの太ベルトなら着崩れることもなく、これなら6、7杯は大丈夫!ということで、ワイン会に出かけた  

そして 席について、コートを脱ぐとE姉はわたしを見るなり、     「それ、イタくない?」   「え、 やっぱり イタイ?」 二度聞いた やっぱりイタイ?  毎日がステージ衣装のような、リアル野宮真貴のようなE姉に言われたら、やっぱイタイのかも!?と、フランス人がワインについて語ってる間ずっと、自問自答を繰り返した 

でも 面と向かって「イタくない?」なんて言われると、Mっ気たっぷりのわたしは、いや、イタくない!っていうかむしろイタくてもイイ!!イタイのOK!っていう初めての感覚に包まれ、このまま引き続き イタくてもつっ走ることを ワイン3杯目くらいで決めた           エレガンスな女の人に憧れているので、とりあえず等分の間は    ”イタくても、エレガント” を目指そう

いや、 ”イタくてもエレガント”って何なんだ...            まだまだ自分の行き先は見えず

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2009.02.17

初 クロワッサン

先日機会があり 久しぶりに着物を着たことから、和装への興味がボンッと湧いてきた

で、和装の本とかを買ってみたりして早速母の箪笥からいろいろ引っ張り出してみると、結構面白い   今まで成人式や卒業式とか友人の結婚式などに数えるほどしか着たことがないので、全くの初心者なのだが、洋服では高度な柄×柄の組み合わせも和装ではしっくりなじんだりするのでそれも新鮮で  自分の中の新しい感覚を刺激する  これはちょっと研究してみなければ   ここ数年洋服では黒のコーディネートが多かったので、着物の「色を着る」の極意に 色キチ体質の血がうずく  雑誌とかを見て(クロワッサン!!)着物好きな有名人のコーディネートとかを見ると、やっぱり洋服のセンスがいい人は着物のコーディネートもエレガントなわけで   野宮真貴番長なんかも今も振袖でパーティに出席していて、和装でもかなり飛びぬけて楽しんでいるのでかっこいい   やっぱりアヴァンギャルドで素敵なお洒落は自分も人も楽しませる   ということで、しきたりはふまえた上で やっぱり着物も服!センスで着こなすものだ と勝手に解釈したら、過剰な想像力がむくむくと盛り上がる  見て着て収穫!なので 早速和装展の予約をしてみた

そして明日は友人とワイン会に行くので母の小紋を着てみようかな、と一瞬わくっと調子にのりかけたが、6、7杯の飲酒状態の着物の自分を想像しただけでぶるっときた 危険なのでやめておく

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2009.02.16

Wii納

先日、結納をすることになり、着物を着る機会があった

今までは祖母の知り合いの、着物着付けて何十年系のご年配の方々に着付けをお願いしていたが、今回は家の近くの美容院にお願いしたら、23、4のうら若い女子が着付けを担当してくれることになった

まずは髪のセット  ボブなので、アップの必要も無く (どうでもいいがこのアップって言う言葉、響きに、昔からなんかすごく、舞台裏母用語の昔の口紅のくせのある香りが漂う感じがする なんか無駄に使いたくなる)、 髪飾りをつけるだけのシンプルなセットを要望   洗った髪を乾かして、ワックスでセットをしてもらうが、生まれつきふにゃふにゃと腰の無い毛質に、頭半分くらいのでかい髪飾りを用意したので、スルッと落ちたりしてなかなかうまくいかず、そのうら若き女子は2、3分苦戦した挙句、

「落ちてきたら困るので、つけるのやめますね」 と、半分笑いながら無しにしようとした                              「え?」
「途中で落ちたら困りますよね」                     
「え... いや、つけて下さい」                        
そんな簡単にあきらめないでほしい 
そして勝手にそういうことを決めないでほしい...

そんな押し問答を見かねてか奥から、口紅が妙に赤い、カジュアルな店内に浮いた感じのマダム登場  髪飾りはマダムの手により1分ほどでわたしの頭に固定された

そして着付けは個室でまたその女子とふたりきりに          
わたし「あの... 紐は痛くなって苦手なので、この持ってきたコウリンベルトを使ってくれませんか?(予約で伝えたはずだけど...) 」     
女子「いえ、わたしは紐でしかしたことがないので紐を使いますね」 
わたし「..... はい、わかりました」

といことで無事(?)着付けが終了                    
あのうら若き女子、なんか強くて固くてあきらめが早かった      
でもひとりではまったく着ることができないわけで  
やっぱり、着物をいつか自分で着付けられるようになりたい! と、見送る満面の笑みの女子を見ながら強く思った

しかし着付けよりも何よりも 着物には上品な所作が有無をいわさず必須条件なわけで    いかなることがあっても、着物では、草履では、走ってはいけない     
結納当日に大寝坊した彼によって彼の母親が新幹線のホームに置き去りになったとしても、だ      
それでもあの口紅のマダムがつけてくれた髪飾りは少しもずれることなく、爆走しているわたしの頭にはりついていた

どうでもいいが、わたしの母は Wii のことを、「ウィー」ではなく「ウイ」と発音する 
何度注意してもそう言う                   
そして祖父は結納を「ういのう」と言う 注意はせず

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2009.02.09

ドラマチックな女たち

先日女3人で食事をした  かけつけ一杯シャンパンを飲み干し、ズワイガニを平らげ、肉々しい気分だったわたしたちは、ポーションとの戦いの作戦を綿密に組みながら、3種類のお肉を選ぶ        
白ワインを飛ばすのを1秒の目配せで決め、パンon和牛のタルタルを各自ナイフで作りながら、今日来ている服を褒め、ヴィンテージの方が最近琴線に触れるものが多いよねと確認しあい、赤ワインを飲み干す   
女性の手杓子はダメですとか言いながら、自分にも波々とつぐ だから1本はまだ十分に知ってる間に空くわけで   そしてブーダンノワールに2本目のワインを間に合わせて、彼女がいようがいまいがそこは自分の根性を押し通せ!それに人は過ぎたことは忘れるよ とかを話し、彼の母親への御もてなしの相談をし、もらったロンドン土産を開けてチープで可愛い熊のリップグロスの紫を塗ってみて豚血の黒とのグラデーションを感じたりする 
そしてラムの赤い肉汁も友人のダンスパーティの赤のドレスの写真もたっぷり味わい、最後のワインを飲み干し、デザートとマールとエスプレッソをオーダーした挙句に、3月の知り合いのドラッグクイーンのイヴェントの約束をしっかりする 

あー女性ってすごい!     
過去を消化し、今日の全部を余すことなく味わい、未来への快楽をも予測し計画する 終始乱れないペースで   もちろんお互いの近況の把握もしている           
このパワーと超の付くタフさ! 男の人とのデートとはまた全然違う、ロマンチックなんて全くないのに、この呼吸が広げるドラマチックな展開と関係  結婚しててもしてなくてもする予定でも、仕事をしててもしてなくても休んでも、この感覚はおんなじだ  

次の日、昨日言ってたのがこれ と虎のバッグの画像が届く     
そして女同士のソワレは続く  À bientôt☆

           Cocolog_oekaki_2009_02_09_01_36       

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2009.02.05

どうでもいいけど苦手なもの

街で見かけるホストの人(もしくは見かけホストの人?) がよく履いているあの靴 が苦手 

なんかサツマイモみたい といつも見かけるたびに思ってしまう わたしだけかな?

なんか独特なあのかたち 先の3cmぐらいが極端に細くなっていて、それがパンツの裾からのぞいている  履き古している人のはその先の部分に皺が入って、さらにサツマイモ化している  たまらない、あのかたち   会社に行く人が履いている皮靴とも、ロカビリーの人が履いているエナメルのレザーの靴とも、似ているんだけどまたかたちが全然違う  

時々、「先のかたちサツマイモ なくせに かかとがスリッポン」 を履いている人も見かける わたしはホストクラブにはまだ行ったことはないが、いい匂いがする美男子が横に座ってくれたとしても、パンツの裾からサツマイモが出ていたら 興ざめだろうと思う 美的感覚の違いなんだろうか? わたしと同じように思っていた人いないかなあ  どうでもいいけどあのサツマイモがどうしてもちょっと苦手です

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2009.02.03

選びとること

本を読むことがわりと好きで

だいたい移動中とか風呂につかりながらとかに読む 調子づいている時は1日1冊のペースで読んだりする 

時々、本のほうからこっちに来てくれる様に感じることがある いつも行く本屋で (たいていいつも行ってはフラフラしている) 何気なく手に取った本がその時の自分の状態にびっくりするくらいシンクロしている その本との波長がぴったり合う 

今回もそうだった  どうしてもなぜか読みたくなって、というか、その本のタイトルを何度も思い出すことが多くて、本棚の奥からひっぱりだした  大好きな小説のうちの一冊だけど、話の筋を断片でしか思い出せなかったので、何の気もなしに、読み始めた 数ページを読みすすめるうちに 驚く

なぜ、今このタイミングで、これを選んだのか

表現されている言葉のひとつひとつが、あまりにも今の自分とぴったりで

自分の体の輪郭があいまいになり、輪郭の5ミリ外を含んだゆるく漂う体の感覚  

途中で、ふとパリが恋しくなった   その文中にはパリは出てこないのだが、なぜか、とても恋しくなった  

その本が差し出してくれたものと、パリはわたしの中で何かにつながるのかもしれない し、 全く関係ないかもしれない

浮いて、漂って、感じている  日々、何を感じられるのかが何よりも楽しみだ いつも

Eiffel3

   

      

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2009.02.01

アイムノットサマンサ

もう気分は春夏! と、なんのためらいもなく言い放ち、叩きつけるのは、ファッション雑誌とショップ店員                    メンズなんてもう、来年の秋冬の気分!のあたまの中だったりする

でも春夏一色のコレクションなんて見ると、それでなくてもムードに流されやすくて妄想しがちなのに、叩きつけられるとやっぱりもれなくそのムードに何の抵抗もなく押されるわけで   うっかり、気分は春夏!とか言ってしまいそうになる 寝言に似ている  夢だとわかっていながらも声に出したい!みたいな感じ   とにかく、気分は春夏!とむしろ言い放ちたいわけで まだ一度も袖を通していないウーリーな洋服たちとはなるべく目を合わさず、素敵なコレクションたちにに夢と鼻をふくらませながら、モモヒキを手放せない祖父(最近はこれもレギンスと言ってもいいかしら!)との団欒を楽しくこなす 

そうしてやり過ごしているうちに、いち早く何もかもを飛びぬけて(?)、気分は熱帯雨林!を味わえるものに出会った デイオールファインジュエリーの今シーズンのコレクションは最高にかわいい! 「アマゾンの食虫花」が、今回のコレクションのテーマらしく、毒々しくて極彩色のパレットをぶちまけたような、指先から動き出しそうな花々たちが心をうちぬく さすがヴィクトワール女史!ほんとにかなり派手だけど でもこのかたちをそのまま指輪としてデザインにしてしまうのには、いつも本当にすごいと思う 独特の世界感が表現されたホームページも素敵だ 

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ちなみに この写真はわたしの友人の E姉が顧客展示会で撮った写真                                       そしてこの顧客展示会に行くきっかけになった、 E姉のナイスな旦那さまが結婚記念日にE姉に贈ったファインジュエリーの指輪もまた超かわいい! 最高、M兄貴! そしてわたしの彼も何年後かの自分の姿と重ね合わし勇気づけられていることでしょう           SATCの映画のサマンサみたいに、”自分で買いたかったのに” とは わたしは決して言わないから!心配しないで☆ 

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