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2010.03.03

マドモワゼルの響き

また素敵な女性に出会ってしまった

運よくパリのフランス語市民講座があたったので、2月からそれに通い始めた
日本人とフランス人以外の外人と日頃触れ合うことがないので一緒のクラスになった他の外人の様子を観察するのがとてもおもしろい Rの発音はもちろん、Jの発音がどうしてもうまくできない国の人もいたりしてそうゆうのもわたしには刺激的
だけど、この市民講座は破格の授業料だけあって、受けたい人がほんとにいっぱいでわたしのクラスも30人と生徒がとっても多い  
なのでこの学校の他にもどこか自分にあったフランス語の個人レッスンに通おうと思って探すことにした

そして何個か体験レッスンを受けてみたりしていたものの、正直どんなレッスンをすればいのか迷っていた 
ひたすらフランス人の男の子と話をするだけの会話レッスンとかもあって、その時は1時間のレッスン予定がけっこうなぜか話が盛り上がり3時間とか過ぎててびっくり!ってこととかもあった それはそれで楽しいレッスンなのだけど、なぜかこれっていう決め手がみつからず、迷っていた
そんな時にたまたまインターネットで小さなアノンスを見つけて  
いまどき、インターネットのアノンスで、連絡先がメールとか携帯電話ではなく家の電話番号だったので一瞬迷ったが、なんとなく電話番号に電話をしてみた
電話先に出たその女性はとても上品な感じの声で、フランス語のアクセントなまりがある日本語を話した そしてわたしはその女性の家に話を聞きに出かけた 
もうここからはいつものわたしの、ピーンとかビンビンとかそうゆう世界なわけで  その女性のおうちにお邪魔した瞬間から、もうすぐにビシビシきた
もう、おうちの感じがいい 古いアパルトマンなのだけど、その古い建物の感じと部屋のインテリアがとてもよく合っていて、アジアの小物とか、壁にかけられている日本の花の絵とヨーロッパの古い写真とかがうまく合わせてあって本当にセンスの良い素敵な感じの空間が作られている  だけどわざとな作りこまれている感じはなく、「自分の大事な物とか好きな物を集めて飾ったらこうなった」みたいな  
それがとても心地よい感じで  
彼女は50代後半か60代くらいの日本人の女性で、本当に綺麗なフランス語を話す パリに長く住んでいるようで、時々日本語の方が出てこないこともあるくらい 
そしてもちろんその日のうちに彼女のレッスンに通うことを決めた

Mon_v1  

そして初めてのレッスンの日、彼女がわたしのためにテキストとして用意してくれたのは、ココ・シャネルの古い伝記本だった
今まで日本で、何度も読んでみようと思っては、忙しいからとか他に読みたい新作がたまってるからとかそうゆう理由で読む機会をなくしていたシャネルの本  VogueやElleやFigaroなんかでは何回も特集ページが組まれてて、新作のコレクションとかジャケットとかそういうのは目を通すけどそのデザイナーの人生についてはさらっと知っている程度で、なぜか深く手が出せないままにいて、どちらかというと目をそらしていたって感じのわたしにとってのシャネル
映画も見にいきたいと思っていたものの、ちょうど結婚式と渡仏が重なった時期の公開だったので見なかった そして今も見ていない
「ファッションが大好きなあなたにどうかしらと思って」と先生から差し出されたのは、やさしいフランス語で書かれたもの

というわけで、今、わたしはその素敵な先生のレッスンでがんばってシャネルを読んでいる いや、まだ序章すら終わってないので、「読んでいる」 とは全然言えないけれど

ココ・シャネルはいつも着飾り、いつも若若しく見えた
セシルビートンが撮ったこの有名な写真の中での彼女は何歳だと思いますか?60歳くらい?
いいえ、とんでもない、この時彼女は80歳なんですよ

っていうのは今日、本ででてきた文章↑
何回も音読を繰り返し、発音に注意しながら、意味を把握して、それをまとめて先生に伝える練習

そしてそのレッスンの帰り、わたしは夫が飲むビールが切れていたのでモノプリに寄って買って帰ることにした
夕方前でわりと早い時間だったからなのか、かなり空いていて、並ばずにレジにすすめた
そしてわたしの番が来て、ビールがレジをピッと通った瞬間、そのインド人の変な顔したおばさんが言った 
「IDを見せて」 と
思わずわたしは 「は? パードゥン?」 と聞き返す
でもその変な顔した(←しつこい)おばさんは
「だからあなたの年齢確認をするからIDを見せて」と!!! 
「はーーー?わたしのこと!?」 と言ったけど、しつこく見せろというので仕方ないのでパスポートを見せた
見る箇所がわからない様子のおばさんはモタモタし、後ろに並んでいるカッコいい黒人の男の子もモタモタおばさんに教えようとおせっかいにもわたしのパスポートを一緒に覗きこんできて 「わー!覗くなよ、変な写真なんだから!」というのと、わたしはこんなレジで年齢確認されていることにすごく腹が立った だけどきちんと伝えられるフランス語がわたしにはまだなかった 
でも本当にイライラしたので思わず 「j'ai 28ans!!!!!」 と叫んでしまった
そしたら後ろに並んでたそのかっこいい男の子も「28歳なんだ...」と声をもらしびっくりした様子で、もうわたしは なんだよ悪いのか文句あんのかよ状態
やっと生年月日を確認したおばさんはべつに謝るでもなく、取り繕うでもなく(若干気まずそうだったが)、お釣りを数えた
メルシーもオーヴァもボンジョルネも言わずビールを持ってすぐ出た
いくらわたしが童顔と言っても、こんなスーパーでビール買うのにID確認だなんてホントに情けない...べつにおばさんが悪いわけではないことは分かってるんだけど
でも、日本のレジのスーパーでビール買うのに年齢確認させられて、思わず「わたし28です!」とかって自分の年を叫んでしまったのを想像してほしい もう恥ずかしい通り越してぶるっとくるはず...
ホントこうゆう時、一言でもちゃんと気の利いた言葉をフランス語で相手に言えればいいのになって、また自分の語学力のなさに毒づいた
ってゆうか、年齢確認されたってことは、わたしは高校生に見えるのか?もしかしたら中学生かもしれない...うーん...まったく嬉しくない

このビールを買おうとしているマドモワゼルは何歳に見えますか?
18歳?13歳?
いいえ、とんでもない、インド人も黒人もびっくりの、28歳なんですよ

と、とりあえず、悔しまぎれにこんな文をちまよってフランス語で作ってみたりする

あー情けない...

街でみかけたギャラリーラファイエットのシャネルのディスプレイ
服の飾り方よりも、この香水のかたちの棚がかわいい
Chanel1

Chanel2


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コメント

CHANELのWINDOW同時期UPありがとうございます(笑)同じ感性うれしくおもいます!
やっぱ本場のCHANELはちがうね~~今度カンボンの方もお願いします!

投稿: hitomi | 2010.03.04 12時12分

アメリカでは例えスーパーのレジでもIDは必ず見せろって言われるよ。
IDって言われてるうちが華やで。
そのうち誰にも聞かれなくなるから(笑)
IDって言われたらうちのやっちゃんは喜ぶねん(笑)

投稿: | 2010.03.04 17時31分

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