☆その時の、感覚

2010.11.28

Bisous ma poulet

フランスの習慣でわたしがとても大好きなことの中に、ビズ(ほっぺたにキスをすること)がある
待ち合わせして会った時も、じゃあねとバイバイする時も、する
何かこっちがプレゼントしたあとも、相手は「ありがとう、ビズをさせて」とお礼の言葉とビズをしたりする
日本ではビズの習慣はないけれど、フランス人の友達ができて、ふつうにするようになると、なんというか、友情とか愛情みたいなものをおしげもなく感情を体で表す、なんというか、素敵な習慣だな、ということに気がついた

基本的にビズは友人同士とか、顔見知りの相手、もしくは初対面でも親愛の印としてする
昔、親しくなり始めた友人と初めてビズをしたあと、その友人が「初めてビズをしてくれたねー」と、喜んでくれたのがとても印象的だった

パリでは2回、南の方では3回する、とか場所がちがうとビズの回数もちがったりして、片方はほっぺた差し出したままだったりして、最初とまどったり  それがまたおもしろい

わたしの仕事収めの日、最後の仕事でその日郵便局へ行った時、いつも応対してくれて仲良くなったおじさんに、今日で最後だと話すと、じゃあビズを、と言ってくれたのでビズをした
日本だったら考えられない  近くの郵便局のおっさんと、もう会えなくなるからと、ほっぺた同士をくっつける  でも
フランスでは本当に普通のことで、おじさんの短いヒゲがむしゃむしゃ頬にあたる感触はむずがゆいが、なんだか自然で、ありがとうね、という気持ちになった

こっちに住んでいて、わたしは友人と遊んだあとにバイバイする時にし合うビズが、なんだか一番好きだった

でも、今は、ビズをし合うことを忘れれば、またすぐに会える? とか思ってしまったりして

今日日本へたつ

1年、あっというまだった

日本に帰ったら、ビズなんて誰にもできなくなるだろう
だけど これは わたしが体で覚えている、本当に、本当に素敵な習慣で
また多分、すぐにもどってくる

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2010.07.28

留守番電話と3人の精霊

今日帰りのメトロでふと携帯をみると、留守番電話が入っていた  

メッセージを聞く番号を押して受話器を耳にあてると、4件入っている

聞いてみると、聞かずにそのままになっていたらしい3件と、今日新しく入った1件

それは4件とも全部女性からだった ひとりはわたしが嫌いな人なので全部聞かずに途中で消去したけれど、あとの3件はべつべつの友人からだ  みんな年齢層バラバラで、というより30代、40代、飛んで60代からひとりずつの友人たちからだ(ちなみに 1件目の嫌いな消去は同い年)

立て続けに留守電に残された彼女たちの声を聞いていると、あたり前だがそれぞれに声が違うし、話し方も 抑揚や イントネーションやら すべてがちがう  

そしてみんなそれぞれ言い感じにその人独特のやり方でメッセージを残してくれているのだ
なんというか...今は不在の電話の相手がそのメッセージを聞いた時、いい気分になれるように  多分そんな意識なんてしていないだろうけど、現にわたしはその3件のメッセージひとつひとつを聞いたあとの余韻みたいなのが心地良かったのだ

わたしはあまり留守電にメッセージを残すのが得意ではなくて、いつも変に緊張するし多分変な声にもなっているんだろう  なんとなくめんどうくさくて、メッセージを吹き込まずに切ってしまうことおしばしばある  だけど今度からはできるだけきちんと残そうかな なんて思う

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そして偶然にも3つの世代の女の人の声を立て続けにきいたわけだが、それぞれの声の感じが、ほんとにその世代の声にしっくりきていて、そしてどの友人のもいい感じなのだ
人の外見が年をとるように、声も年齢を重ねている  声の年のとり方、なんて今まで気にもとめたことがなかったけれど、考えてみれば3歳の頃から自分だってもちろん声は変わっているわけで
できれば外見と同じように、声もいい感じに変わっていけたらな と思う

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このところ、3ヶ月ばかりずっと考えていたことがあって、気持ちのふんぎりがつかず、ずーっと気持ちは内に向いていたんだけど、ようやくそのことがこの1週間くらいで ふと何かのきっかけで考えの方向が変わってきて、 自分の中でいい答えを見つけられそうになった

ひとつのことがクリアになると、不思議なもので その回りのことも固まった糸がほぐれるみたいにシュルシュルとその糸の先が見えてくるようになってきた


そしてそんな中での今日、3人の女の人の声を聞いたりして、 なんだかわたしは今、クリスマス・キャロルの主人公のスクルージおじさんになったような気分だ
いや、もしかしたら、1件目の人だって、過去のスクルージかも...


自分が感じられるようになると、感覚は惜しげもなく ぐんぐん働きかけてくる
パリはやっぱりそんな場所だ  感じる人にはけっして出し惜しみしない

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2010.06.12

バラバラにはならない

今感じた、すべてをあらわす言葉をわたしは知らない  
この瞬間、わたしが立っている空間、わたしを包んでいるもの、わたしが感じていること
言葉は意思の疎通という意味において、人との関係の中でとても便利で有益に働いてくれるけれど、たった今のこの瞬間の、わたしの中の交わる点の色を伝えるには、言葉は突然その効力を失い、ただの羅列した文字になってしまう

ひとつの作品が目の前に現れる  
巨大なもの、つまりこれは人の身長を超えて大きいからそうあらわすだけのことで、その作品自体の大きさは自然な大きさでそこにあるだけだ
なぜ、と思う そして問うてみる だけどその作品を目前にしてこの問いの作業に意味はあるのか、とも思う 
ただ目の前にあらわれただけの作品に前に立つ空間 その時間だけが切り取られ、そして人の中に小さな点を残す その点はじわりじわりと染みのように拡大していき、独自の色をもって繁殖していく
カラクリだ、とさえ思ってしまう  包みこまれているようにも、あざ笑わらわれているようにも、感じる

Dsc059251 Masahide Otani
Je-fait

パレ・ド・トーキョーと、隣のパリ市立近代美術館の、2会場共催による大規模なグループ展「DINASTY」に、友人のMが選ばれ作品を出品している
そして昨日、オープニングのお祝いに仲間とかけつけた
Dsc059191

彼は「反復」という言葉を用いて、静かに語る 
繰り返し同じ何か、表現されるモノ だけどこの モノ にもしたとえば「事実」という言葉を用いるとすると、事実ってつまらない、と思ってしまう  だからといってそれは「真実」でもなく、ただそこにあらわれているもの
光、とか、色、とか、間、とかそういうものすべて 
それは事実だけど、事実だけでは足りない それは、もっと雄弁で、もっと、事実の先に起こりうる、もしくは起きてしまった、
何かアクシデントみたいなこと だと思う
白い壁と、作品のグレーと、美術館のグレーの底に反射する黒に似た作品の影
反復して壊れたもの(壊すもの)を再構築して繋いであわられる何か


Imgp40361
Imgp40371 Mahide Otani
Volets clos - série Aporétographie


そして夜中12時の美術館の閉館時間を過ぎ締め出されたあとは、パレ・ド・トーキョーと近代美術館の中庭でのDJのパーティタイム
人の多さと熱気でむんむんの暑さにはビールがよく合う
ギラギラに点灯したエッフェル塔がのぞく中庭で、みんなが踊り狂って楽しんでいる

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全然関係ないけど、行きのメトロで偶然見た反復 双子のおばさん
髪型もよく見るとイヤリングも同じ なぜに?
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そして帰り、みんなでビストロに行き、取りとめのない話をしながら夜中1時の夕食を食べているときに ふと思う 
反復して壊れたもの(壊すもの)を再構築して繋ぐ
もしこの作業をすること、それ自体がアートになるのなら、恋愛もアートになりえるのか?と  そして思う ほら、こんな風にいったん「恋」とか「愛」という言葉を出すと、なぜかとても、とても俗された陳腐なものをあらわしたようになる  それ自体は本当は陳腐なものなんかではないのに

頭の中に繰り返し注いだ冷えたワインの響きだけが残る

Dsc059211

DYNASTY
http://www.palaisdetokyo.com/fo3/low/programme/index.php?page=apres.inc.php
2010年6月11日〜9月5日
12:00〜0:00(月曜休館)
Palais de Tokyo
13 Avenue du Président Wilson, 75116 Paris
http://www.palaisdetokyo.comPalais de Tokyo



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2010.06.02

目分量でゲラゲラ笑いながら

Aさんから教えてもらったレシピに少し手を加えて、母からの日本土産の抹茶をふんだんに使い、せっせこ 抹茶ティラミスを作った
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できあがった巨大ティラミスに ぶすっと 29 をさすDsc057051
こうやって写真を通してみて、改めて思うが、わたしの作るお菓子にせよ料理にせよ、繊細さはまったく感じられず、いつもこういう どん! としたものになってしまう  わたしの好きな言葉は 目分量 だ
どう見たって夫の指の方がデッカイのに、なぜ夫の手からは繊細な料理がうまれ、わたしの手からは どす っとしたものしかできないのか
指のでっかさの問題じゃなさそうだ


夫はこの日29歳をむかえた

真正面から感じてもらう、29 Dsc057091


色彩を感じ、表現すること

繊細さも大胆さも必要で 楽しいことと大切な場所 それはギリギリのラインで

笑う 泣いて、そしてもう一回笑う 絶妙なタイミングで

そして年をとる 確実にわくわくするかたちで

自分の色を泣きながら置き去りにして、 そして新しい色を知る

合言葉は 想像させよ だ

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2010.05.25

パリ、わたしの血行回復

このところ考えこんでしまうことが多くて、ごちゃごちゃといろんなことに考えをめぐらせてしまって、自分の頭の中の収集がつかなくなることが 続いた

ほおっておくとマイナス思考のスパイラルにハマってしまって、それはとても頭も体もつかれてしまう

だから最近そういう時は 日にあたりに行く

セーヌに、チュルリー公園に、家から5分のサンマルタン運河にと、パリには血行回復場所がいっぱいあることに気づいた

とてもでっかい公園、チュルリー

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Dsc05591
彫刻の下で日光浴Dsc05595
公園で日光浴とか、ピクニックとか、実は日本にいる時なんて子供の時以来したことがなかった あんまり好きじゃなかった
でもなぜかパリに来てから、ホントに好きで、よくしている
夫とは毎週どこかでピクニックをしている なんでだろうか?どうでもいいけど

セーヌ河も血のめぐりがよくなる場所
日本から遊びに来ているFミンと セーヌでワイン で、文字通り血の巡りがよくなる

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そして日にあたる以外に、こうゆうのももちろんわたしの血の巡りをよくさせるわけで
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ガリアーノ先輩のこの頭に花をみたら、冷えてなんていられないわけでDsc056041

日にあたったり、頭を花でいっぱいにしたり、赤いユリに囲まれてるE姉にメールうったりしてあがいていたら、血の巡りは回復していた  そして
何かを決めたり、何かにむかって行く時、やっぱり自分のカンを大事にするのがいいってこと  わたしにはやっぱりそれしかできないってことが やっとわかった

あ、でも一番の血行回復はやっぱコレ
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100コめの記事

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2010.05.22

un coin de paris

友達のアパルトマンのエントランスからぱっと外に出て 日の強さに一瞬目をしぼませる

石畳のなだらかな坂を つまづかないように でも少し大きな歩幅で歩く

とてもいい時間をすごせた帰り  空はまだ明るい

こんな日はメトロではなくバスに乗って帰りたい

ゆっくりバスに揺られて見慣れた景色を見ながら帰るのが好きだ

48番のバスに乗ると家まで1本 この辺りも通っているはずだと、通りまで歩いてバス停を探す

向こうから48の数字が見える やっぱりここも通り道だ 
こっちの方向に来ることはわかってるけれど まだバス停は見つからない

そのまま目の前を48番のバスが通る瞬間、運転手のムッシュと目が合う 通りの角に立ったまま、合図をしてみる

バスはそのまま角を通りすぎる 

でもゆっくりとスピードを落としバスは止まる   
追いついたのを見てドアが開く

「Bonjour マダム、ça va?」 と笑って運転手のムッシュは言う 
「バス停はもう少し先にあるんですよ」

「ありがとう」 と言って乗り込む

片田舎なわけではない
車の通りもあって、カフェには人が集まっていて、シックなブティックと古い建物が並んでいる場所

だけど、こうやってバスは角に止まってくれる

ふつうに生活をして話ができる場所

「いい1日を」 と言って

「ありがとう」 と答える場所

これがここでは自然なこと

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2010.03.03

マドモワゼルの響き

また素敵な女性に出会ってしまった

運よくパリのフランス語市民講座があたったので、2月からそれに通い始めた
日本人とフランス人以外の外人と日頃触れ合うことがないので一緒のクラスになった他の外人の様子を観察するのがとてもおもしろい Rの発音はもちろん、Jの発音がどうしてもうまくできない国の人もいたりしてそうゆうのもわたしには刺激的
だけど、この市民講座は破格の授業料だけあって、受けたい人がほんとにいっぱいでわたしのクラスも30人と生徒がとっても多い  
なのでこの学校の他にもどこか自分にあったフランス語の個人レッスンに通おうと思って探すことにした

そして何個か体験レッスンを受けてみたりしていたものの、正直どんなレッスンをすればいのか迷っていた 
ひたすらフランス人の男の子と話をするだけの会話レッスンとかもあって、その時は1時間のレッスン予定がけっこうなぜか話が盛り上がり3時間とか過ぎててびっくり!ってこととかもあった それはそれで楽しいレッスンなのだけど、なぜかこれっていう決め手がみつからず、迷っていた
そんな時にたまたまインターネットで小さなアノンスを見つけて  
いまどき、インターネットのアノンスで、連絡先がメールとか携帯電話ではなく家の電話番号だったので一瞬迷ったが、なんとなく電話番号に電話をしてみた
電話先に出たその女性はとても上品な感じの声で、フランス語のアクセントなまりがある日本語を話した そしてわたしはその女性の家に話を聞きに出かけた 
もうここからはいつものわたしの、ピーンとかビンビンとかそうゆう世界なわけで  その女性のおうちにお邪魔した瞬間から、もうすぐにビシビシきた
もう、おうちの感じがいい 古いアパルトマンなのだけど、その古い建物の感じと部屋のインテリアがとてもよく合っていて、アジアの小物とか、壁にかけられている日本の花の絵とヨーロッパの古い写真とかがうまく合わせてあって本当にセンスの良い素敵な感じの空間が作られている  だけどわざとな作りこまれている感じはなく、「自分の大事な物とか好きな物を集めて飾ったらこうなった」みたいな  
それがとても心地よい感じで  
彼女は50代後半か60代くらいの日本人の女性で、本当に綺麗なフランス語を話す パリに長く住んでいるようで、時々日本語の方が出てこないこともあるくらい 
そしてもちろんその日のうちに彼女のレッスンに通うことを決めた

Mon_v1  

そして初めてのレッスンの日、彼女がわたしのためにテキストとして用意してくれたのは、ココ・シャネルの古い伝記本だった
今まで日本で、何度も読んでみようと思っては、忙しいからとか他に読みたい新作がたまってるからとかそうゆう理由で読む機会をなくしていたシャネルの本  VogueやElleやFigaroなんかでは何回も特集ページが組まれてて、新作のコレクションとかジャケットとかそういうのは目を通すけどそのデザイナーの人生についてはさらっと知っている程度で、なぜか深く手が出せないままにいて、どちらかというと目をそらしていたって感じのわたしにとってのシャネル
映画も見にいきたいと思っていたものの、ちょうど結婚式と渡仏が重なった時期の公開だったので見なかった そして今も見ていない
「ファッションが大好きなあなたにどうかしらと思って」と先生から差し出されたのは、やさしいフランス語で書かれたもの

というわけで、今、わたしはその素敵な先生のレッスンでがんばってシャネルを読んでいる いや、まだ序章すら終わってないので、「読んでいる」 とは全然言えないけれど

ココ・シャネルはいつも着飾り、いつも若若しく見えた
セシルビートンが撮ったこの有名な写真の中での彼女は何歳だと思いますか?60歳くらい?
いいえ、とんでもない、この時彼女は80歳なんですよ

っていうのは今日、本ででてきた文章↑
何回も音読を繰り返し、発音に注意しながら、意味を把握して、それをまとめて先生に伝える練習

そしてそのレッスンの帰り、わたしは夫が飲むビールが切れていたのでモノプリに寄って買って帰ることにした
夕方前でわりと早い時間だったからなのか、かなり空いていて、並ばずにレジにすすめた
そしてわたしの番が来て、ビールがレジをピッと通った瞬間、そのインド人の変な顔したおばさんが言った 
「IDを見せて」 と
思わずわたしは 「は? パードゥン?」 と聞き返す
でもその変な顔した(←しつこい)おばさんは
「だからあなたの年齢確認をするからIDを見せて」と!!! 
「はーーー?わたしのこと!?」 と言ったけど、しつこく見せろというので仕方ないのでパスポートを見せた
見る箇所がわからない様子のおばさんはモタモタし、後ろに並んでいるカッコいい黒人の男の子もモタモタおばさんに教えようとおせっかいにもわたしのパスポートを一緒に覗きこんできて 「わー!覗くなよ、変な写真なんだから!」というのと、わたしはこんなレジで年齢確認されていることにすごく腹が立った だけどきちんと伝えられるフランス語がわたしにはまだなかった 
でも本当にイライラしたので思わず 「j'ai 28ans!!!!!」 と叫んでしまった
そしたら後ろに並んでたそのかっこいい男の子も「28歳なんだ...」と声をもらしびっくりした様子で、もうわたしは なんだよ悪いのか文句あんのかよ状態
やっと生年月日を確認したおばさんはべつに謝るでもなく、取り繕うでもなく(若干気まずそうだったが)、お釣りを数えた
メルシーもオーヴァもボンジョルネも言わずビールを持ってすぐ出た
いくらわたしが童顔と言っても、こんなスーパーでビール買うのにID確認だなんてホントに情けない...べつにおばさんが悪いわけではないことは分かってるんだけど
でも、日本のレジのスーパーでビール買うのに年齢確認させられて、思わず「わたし28です!」とかって自分の年を叫んでしまったのを想像してほしい もう恥ずかしい通り越してぶるっとくるはず...
ホントこうゆう時、一言でもちゃんと気の利いた言葉をフランス語で相手に言えればいいのになって、また自分の語学力のなさに毒づいた
ってゆうか、年齢確認されたってことは、わたしは高校生に見えるのか?もしかしたら中学生かもしれない...うーん...まったく嬉しくない

このビールを買おうとしているマドモワゼルは何歳に見えますか?
18歳?13歳?
いいえ、とんでもない、インド人も黒人もびっくりの、28歳なんですよ

と、とりあえず、悔しまぎれにこんな文をちまよってフランス語で作ってみたりする

あー情けない...

街でみかけたギャラリーラファイエットのシャネルのディスプレイ
服の飾り方よりも、この香水のかたちの棚がかわいい
Chanel1

Chanel2


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2010.01.26

バカバカ言うな!

最近、こっちで知り合いになった日本人のAさんとよくカフェでお茶をする 時々フランス語の文法を教えてもらったりパリでの生活情報を教えてもらったり  でも大半はここのカフェのメンズの店員の笑顔がいいとかくだらない話で盛り上がっている そしてついにこの間、Aさんからも言われてしまった  「若年寄り」 と
わたしは今まで何回もこういうことを言われたことがあり、まあなぜか懐メロとかを普通に知ってたりするからかもしれないが そういえば最近E姉がよくメールで歌ってる「飛んでイスタンブール~、恨まないのがルール~」だって、サビの部分だったら普通に歌える 飛んでイスタンブール~、人の心はシュール~  (どうでもいいがよくわからん歌詞だ)
だけど、若年寄 を頂戴したのは初めてだった なんか若年寄ってえなりかずきみたいな感じか?父っちゃん坊や? 父っちゃん坊やはいやだ 顔が父っちゃんっていやすぎる
まあだいたいそういうやつは最近のポップスとかにも疎いわけで  EXILEを「イグザイル」って言って赤っ恥かいたりしたことあるし 
合ってるのかもしれない、若年寄り  
そういえば祖母はドラマに出てくる脇役の女の子を見て、「この子、ねーちゃんばーちゃんみたい」って言っていた その語韻の強烈さはなかなかすごい  ねーちゃんばーちゃんて! っていうか、若年寄ってこれのことか?

そしてこの間、夫と夫の同僚Tっちと飲みに行った
Tっちに連れられてきたTっちの語学学校仲間の男の子ハタチも参加
何を話したかっていうのがいつものようにあんまりはっきり覚えてないのだが、このハタチの男の子が久しぶりにわたしの半径5歳外の年下の子ということで、なんでか恋愛事情を聞きだし、勝手に説教をしていたように思う 日本人のメンズはフランス人のマンガオタクの女の子にモテるみたいで、そのハタチの子も、自分が好きな子以外のフランス人の女の子から落ち込み相談を受けていた 
女の子からそんな落ち込み相談の電話がかかってきているにも関わらず、そのハタチの子は何かしたいくせにアクションを起こそうとしないので、ここは、行けよー行っちゃえよーと無理やり駆り立て、深夜ヴェルサイユくんだりまでその女の子に会いに行かそうとした まあ電車がなくて行かなかったけど  言ってたら「あいつバカだねー」と残ったワインで笑えるのに
でも思えば、わたしの19とか20とかの時はいっつも年上の人たちにくっついて遊んでたりして、しかもバカだからいつもタメ口で、だから今でも年上でも年下でも自分と同い年感覚で話してしまうところがある でもハッとするようなカッコイイことをいう人は、それが随分の年下であろうがその言葉はありがたく謙虚に受け取る姿勢だ 
そう思うとまだ今も周りは同世代か年上の人たちが多く、まだ年下の友達が少ない 
まあわたしのバカは今でも昔に比べ多分5mmくらいしか変化していないようなので、まだ年下がついてきてくれないのかもなー  まず慕われる性格からはほど遠いしなー  
しかも最近出会う若い人たちはなんだかみんなしっかりしているのか、あんまりバカな感じではない 自分のその年の頃と比較してみて、わーなんてわたしってダメな感じなんだろうか って思うこと、多々あり  そしてひがむ もうちょっと頭で考えるのとかやめてバカになったらいいのに と(笑)
わたしの飲んだくれの女友達(肝臓の数値がおっさん並み)なんかは、年下の部下の男子に「ほんとバカですよねー」と言われたりしている  まあ面と向かって年下に「バカですよねー」なんて言われたら「バカって言うな!言う方がバカだ!」と泣きわめいてしまうかもしれない
まあ、 アンドレー!でもフェルゼーン!でもいいじゃん、行けば♪ と言って深夜にヴェルサイユまで行けとかいう酔っ払ったやつの言うことは聞かないほうがいいかもしれない、やっぱり  だってただその方が面白いってだけで言ってるから
そう思うと、周りは面白い大人だらけだ 昔バカだっただろうけど、今はバカじゃないって感じの  だから「バカですよねー」とは言わない

なので、今 若年寄は、自分と比べてひがめないくらいの、
こいつバカだねーって笑えるような年下の友達募集中  「がんばれよ!」って言ったら「お前もがんばれよ!」とか言うようなバカな年下  (それはそれでうっとうしいか)

日々、進化し、退化し、バカになったり、なれなくなってたり

年をとるのはとても楽しいこと

その日に言ったネオビストロ
Le Jeu de Quilles
45 rue Boulard 75014
01 53 90 76 22
Dsc028981 
見る見るうちに満席になり、小さな店内はぎゅうぎゅう

店員のお兄さんたちはみんなフレンドリー
ワインは美味しい!料理はまあまあ
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この若いのにシニアソムリエワインバカのTっちが
セレクトしてくれるビオワインはいつも美味しい 
イマイチって思ったら、Tっちが店員に言ってデキャンタで開かせてくれる  
こうやって
     Dsc029152
 

この日飲んだ、初めての濁った泡もの
これがすごく美味しくてこの泡の種類、なんだっけー、微発砲の、
あー名前が思い出せない  教えてもらったのに
Tっち、もう一度教えて、シルヴプレ!
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覚えてるのは、ビオってことと、美味しかったってことだけ
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Aさんとよく行く、明るくて静かで、
店員もかっこいい、いい感じのカフェ 
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実はパリでこういう落ち着くカフェを探すのはけっこうむずかしい

一人でもよく行くもうひとつのお気に入りのカフェ
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参考書を持って勉強する
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2010.01.06

外はとても寒くてとても晴れている

年始早々39度の熱にうなされて、丸二日寝込んで、ようやく体調も元に戻った  だけどここ2,3日なぜか気分が何かを引きずって、0度を下回る寒さのせいもあって外に出るのが億劫になっていた

それでも日々の用事は毎日更新され増え続けるわけで  外に行かなければならない時もある 出たら出たで冷えた空気の寒さが頬に気持ちよく感じたりする だけど また家の中へ

魔女の宅急便の中で、キキは途中魔法を使えなくなる時期がある 猫のジジはいつもキキのそばにいて、いろんなことを一緒に体験し経験している 人間の言葉も話せる だけど、途中キキの魔法の力がなくなってしまった時、ジジの言ってる言葉も猫語(?)になり、ジジとの会話もできなくなってしまう  最後に、キキが周りの人の力と大人になるってことを体で学んで感じて、魔法が今度は本当の自分のモノになって、力がもどる 
だけど最後、力が戻ってもジジは猫語のまんまで もうジジとは話せない っていうところ

小さい頃からあの意味がわからなくて、なんでだろう なんでだろうって
それをさっきふとまた思った

文章が書けていない うっすらと自分でも気づいていたこと

とりあえず、外に出ないといけないな

Repetto

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2009.12.31

ありがとう2009よろしく2010

暮れも暮れ、今年最後のフィナーレの日
日本にいてもパリにいても、結局飲んだくれているわけで

でも確実にちがう何かもあって 夫とふたりワインを飲みながら久しぶりに真面目に語り合う
こういう時、ほんとうに夫とは夫婦というより 同志というか、相棒という感覚になる

パリは人と人とをつなげる不思議な力が強い場所のような不思議な磁場 の気がする と、前に書いたことがあるが、わたしたちは結婚をしてすぐパリに来て、そして夫は、なかば引力が強引じゃないのかっていう不思議な縁で仕事が決まり、毎日料理のメニューを考えている
パリで仕事をするようになった夫は パリという場所と周りの仕事場の人達に囲まれ、今までの彼の料理への考えをはるかに超えて、また新しいステージに行っているような、 横で見ていてそんな気がする その、ぐんぐん考えが広がって超えていっている感じがとても楽しそうで うらやましい 相棒としてたのもしい

わたしはというと、パリに来て初めてできたフランス人の友人とカフェに行く時に、そのときに食べる”美味しい”パンを探すのに30分も歩き回るのに付き合わされ、なんだかパン好きなフランス人のイメージそのものって感じがおもしろかった 本で読んだり写真をみたりするよりも、こういうのはおもしろい 歩き疲れたけど
ちなみにこのフランス人の友人との待ち合わせに遅れたり時間を間違えたりするのは、いつもわたしのほうだ  時間通りのフランス人もいるし、時間にアバウトな日本人だっているんだ

いつも何か新しいことが生まれるのは、結局本やネットとかではなく、自分自身からだ 五感で感じ、体で感じたことがかたちとなって現れる、表す それは日本でもフランスでもどこでだって一緒のことで  でも今じゃないとリアルにわからなかった  

不思議な縁や場所や不思議な出来事とかに意味を持たせすぎるのも、それに依存してしまいそうでどうかと思う  だけど、何も汲み取ることができないのも感じる能力が薄いと思う  なるようになる とよく言うけれど、そしてそれはほんとうに なるようにしかならないのだと思うけれど、でも なるようになる っていう言葉は みんなが言うし誰でもいつだって言える だから、今は他の言葉を探してみたい

パリは本当に多民族 それを感じる暮らし それは絶対に日本ではありえない感覚
メトロに乗って街を歩けば、市場に行って買い物をすれば、肌の色も違う、だけど同じフランス語を話す人たちがたくさんいる  そして日本にいたらわからなかった、日常の中でのエトラジェ(外国人)という感覚  その感覚に最初戸惑いを覚えていたわたしに 友人は 
「いつだってどこだって自分は日本人 どこに心の根をおくのか、よく考えておかないと人に流されてしまうよ 間違うと異邦人になってしまうからね。」 とアドバイスをくれた  今まではそんなことを考えずにすんだ だけどこれからは違う

少し不思議な力を持つ友人がパリで教えてくれた
「仏教の言葉でね、”知覚動考”っていう、知って、覚えて、動いてから、考えるという意味の言葉があるけどね、 あれ違う読み方するとね、トモカクウゴコウになるんだよー」
それは不思議なことでも何でもない、とてもふつうの、とても大事なこと  そしてそれは相棒からもいつもよく言われること

とりあえず、動いてそれから考えて

場所はどこだって、時間はいつだって、おんなじことだ
答えみたいなものが見つかるのは、それはタイミング

パリでしか、エトランジェでしか できないことがある と思う
とりあえず今はそれを探す いつだって現状と結果が答えだ

なので、来年も楽しく 寝て 食べて ワイン飲みまーす


昨日行った、自然派ワインのワインバー
Le Verre Volé
67,rue Lancry 75010
01 48 03 17 34

働くお兄さんたちもみんな男前でしかも気さく
1

音楽もDUBが流れて店の中もすごくいい感じ
2
3

今週のコレット ありがとう2009よろしく2010
Le30dec

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